今日、初めてショートステイのお試しで母が病院に入院しました。
ここでは、日ごろの生活を維持するためにリハビリが受けられます。
母は歩行器を使ってい家の中を歩くことができますが、最近高齢のためと
膝の状態が良くないのとで、ますます歩きにくくなっています。
そのためリハビリをするときの履物を用意することになりました。
このスリッパは、踵を立ち上げると靴になります。
普段は、踵を折ってスリッパとして使います。
これを作ったのは、もう10年も前になります。
足の不自由な母にとって靴に履き替える動作がスムーズにできません。
非常時の時にスリッパのまま外に飛び出しても靴として対応できるようにと
考えこの靴を作りました。
O脚のひどい人はスリッパだと踵が外れることがあり、危ないのでサボ式に踵を覆うようにしています。
要介護になってくるといろいろ工夫しなくてはならないことが出てきます。
いつまでも自分の足で歩けることが大事です。
靴作りを始めた時、まず作らなくてはならない靴は一番困っている母の靴でした。どうすればいいかいろいろ考えてデザインをきめました。
私の靴作りが役に立って良かったなと思っています。